iPhoneのショートカットでLINE送信

iphone smartphone internet technology

NFCタグを使って実行

ショートカットでLINE送信は、完全自動化できないと思っていましたが、iOS15のiPhone12で試してみるとできるようになっていました。 NFCタグにかざすだけでLINE送信まで完了するのは便利ですね(不用意に送ってしまうかもしれませんが・・・)

子どもが塾に行ったとき、到着したことをLINEで送るショートカットを作ってみました。 この使い方だと、塾にあるWi-Fiをトリガーにするのが良さそうですが、NFCタグで作ってみます。

ショートカットとは?

iPhoneに最初から入っているアプリで、iPhoneの操作を、ある程度を自動化できるツールです。 簡単なプログラムとも言えますね。

アップルのサイトはこちら

作ってみます

試した環境は、iPhone12Pro で iOS15.2.1 です。 アプリのアイコンはこれです。

起動すると下記の画面になります。 「個人用オートメーションを作成」をタップします。

「NFC」をタップします。

まずはNFCタグの登録を行います(登録されたNFCタグを見つけると処理が始まる仕組みです) 「スキャン」をタップします。 

iPhoneでNFCタグを読み取りできる状態になると、下記の画面が表示されます。

NFCタグを読み取ります。 iPhone12Pro は背面カメラの隣あたりで、読み取りできるようです(たぶん) 私が持っているNFCタグは、10円玉の隣にあるシールタイプです。 アマゾンでも販売されているし、SuicaやWAONのカードでも代用できます。

読み取りが正常にできると、名前を付けます。

ここから、どういう動作をするか選んでいきます。 今回はLINEでメッセージを送りたいので、まず送りたいメッセージを作ります。 「アクションを追加」をタップします。

メッセージ(テキスト)の作成は「書類」の中にあります。 「書類」をタップします。

「テキスト」をタップします。 この「テキスト」がアクションになります。 ところでイメージからテキストを抽出と言うのもあります。 いろいろできそうで面白そうですね。

メッセージを登録します。 ここにも次のアクションの提案に、変数を設定や、If文など面白そうなものがあります。

送りたいメッセージができたので、次のアクションを選びます。 まずは、「書類」のカテゴリを閉じるため「X」をタップします。

アクションを選ぶため、画面下に隠れているのを引っ張り出します。 赤枠部分を上にスライドさせます。

「App」をタップし、「LINE」を探し、タップします。

画面上部には、最近LINEで送った相手が表示されています。 その人で良ければ、その人をタップします。 上部に表示されていないときは、画面下に「メッセージを送信」があるので、これをタップします。 この場合は、後から送りたい相手を選択します。

これで、「テキスト」で登録したメッセージを、LINEで送るアクションが2つ登録できました。 これで送信できるので、「次へ」をタップします。

確認の画面になり、「完了」をタップすると完成です。 「実行の前に尋ねる」をOn(緑)にしておくと、NFCタグを読み込ませたとき、実行するか問い合わせが表示されます。

完成しました。 NFCタグの名前「LINE」が検出されたとき、LINEメッセージが決められた相手に送られます。

試しにNFCタグを読み込ませたときの画面です。 上部に実行するか確認のメッセージが表示されます。 この表示内容だと、実行確認に見えないですね。

この確認をせずに、すぐにLINEを送ってよい場合は、 「実行の前に尋ねる」をOffにします。 何も表示されないため不安ですが、操作が不要なので便利ですね。 ネットを探すと、いろいろな使い方が紹介されています。 私はタイマー起動がよく使う方法でした。 Siriに頼む方が早いことに気づいて使わなくなりましたが・・・

株式会社ルークシステムの代表です。 社会人になってからずーっと、コンピュータの技術者です。 年齢が上がるとプログラムが作れなくなる、と聞いていましたが、今も必要になれば、あれこれ作っています。 私はプログラムを作る(設計すること)が楽しいので、これからも作り続けたいと思っています。