Cardboardのビューアを設定する
※2016年1月に投稿したものへ追記しています。
Cardboardはグーグルが提供している、スマホでバーチャルリアリティー(VR)を体験できるシステムです。 必要なものは、スマホとビューアです。
ビューアを購入したので、その時に困ったこと、スマホの性能に関する事を書きたいと思います。 目的は、自分のビューアとスマホに合ったQRコードを作成することです。
cardboardアプリをスマホにダウンロードし、さっそく試してみようとすると、左右の目の視点があっていないことに気づきます。 ビューアにはQRコードが付いていて、これをスマホのアプリで読み込むと、そのビューアに合わせた設定に変更します。
通常は、これだけで大丈夫なのでしょうが、スマホはメーカーも多く、沢山の種類が存在します。 そのためビューアに合わないスマホもあるようです。 私が持っていたスマホも、合っていませんでした。
上記の写真は、視点(左右にある小さい点)がレンズの中心から外側にズレています。 これが、メーカー指定のQRコードを読み込ませた状態です。 このままだと、3Dに見えないし、酔います。
上記の写真は、視点を中心寄りに合わせています。 グーグルが用意したツールを使い、視点を合わせる事ができます。 作業はCardboardのホームページから行います。
一番上のメニューの「メーカー」をクリックします。 「次の製作者はあなたです」と言うページに移ります。 このページの下の方に「ビューアプロフィール生成ツール」と言う記事があります。 「ビューアプロフィール生成ツール」をクリックすると、QRコードを作成するツールのページに移ります。
英語のページになりますが、使い方は簡単です。 PCでQRコードを作成するページを操作しながら、スマホで表示を確認します。 スマホとQRコードのページはリンクすることができ、QRコードのページの値を変えると、スマホの表示が変わります。 分かってしまうと調整はとても簡単にできます。 手順は以下の通りです。
- スマホを用意します。
- URLをスマホのブラウザに直接入力するか、QRコード(URL入り)を読み込ませてホームページにアクセスします。
- ホームページにアクセスすると、3Dのテスト用画面が表示されます。
ここまでがスマホの作業です。 次にPCでQRコードの作成ページを操作します。 会社名や設定名、パラメータを入力します。 こんな感じです。
面白いのは、ここのパラメータを変更すると、先ほどスマホで表示したテスト用画面が、リアルタイムで変わります。 設定は正確に長さなどを測って計算するようですが、適当に数値を変え、テスト用画面を見ながら調整するほうが良い結果になりました。
調整が終わったら、「GenerateProfile」をクリックするとQRコードが作成されます。 スマホで表示したテスト画面は閉じて良いです。 スマホのCardboardアプリで、作成したQRコードを読み込ませます。 設定した視点の情報が、Cardboardアプリに登録されます。
これで、ビューアとスマホの設定がきっちりとできます。 きっちり視点が合うと、酔うことも減るように感じます。 みんなでVRを楽しみましょう!